【イベントレポート】大阪で初の坂本龍一 ”大規模企画展” をうめきた公園内VS.で開催!

開催終了
2025.09.01

【イベントレポート】大阪で初の坂本龍一 ”大規模企画展” をうめきた公園内VS.で開催!



大阪駅前、グラングリーン大阪のうめきた公園内にある文化装置「VS.」で、坂本龍一さんの展覧会「sakamotocommon OSAKA 1970/2025/大阪/坂本龍一」がスタートしました。
sakamotocommonとは、坂本さんが遺した作品や楽器・蔵書などを共有化し、未来のクリエイティブのために利活用しようとする取り組みのこと。今回の展示では、大阪・関西万博の開催を意識したスペシャルコンテンツを披露しています。

斬新な造形の大きなオブジェ…これは1970年の大阪万博で、18歳の坂本さんが衝撃を受けたという「バシェの音響彫刻」。金属やガラス棒などを組み合わせ、擦ったり叩いたりして音を出す作品です。坂本さんは2010年代にこの音響彫刻と再会し、自身の作品にも取り入れています。会場では55年前の万博展示作品と、坂本さんのために制作された新たな作品を展示。実際に手を触れて演奏できるものもありますよ!

坂本さん愛用のグランドピアノから懐かしいメロディが…。生前の坂本さんの演奏データをもとに、鍵盤やペダルの動きを自動演奏で再現しています。ライトに照らし出された鍵盤の動きを見ていると、椅子の上に坂本さんの姿が浮かび上がってくるようです。

1999年のオペラ作品『LIFE』の音楽や映像を使ったインスタレーション。天井から吊った9つの水槽内に霧を発生させ、そこに映像が流れていきます。各水槽の両側にはスピーカー。自由に動き回って映像と音の変化を鑑賞していると、頭上の空間が無限に広がっていくような感覚に。
会場ではほかにも、坂本さん御用達のスピーカー「musik」を360度並べて坂本さんのスタジオと同じ音環境を再現するなど、独自の興味深い試みがなされています。

読書家で知られた坂本さんの読書環境を再現した「坂本図書」分室。坂本さん自身の蔵書と同タイトルの古書を読めるだけでなく、購入もできるのがポイント。
ここではほかに、坂本さんがバシェの音響彫刻を演奏した未発表音源のLP盤を、今回初、会場限定販売。大阪会場限定の坂本グッズも見逃せませんよ!

内覧会の様子を動画で見る↓
https://youtube.com/shorts/3V0THnQvq4Q


開催期間: 2025/8/30(土) ~9/27(土)
開催時間: 10:00~20:00(最終入場時間 19:30)※一部、開館時間・閉館時間に変更があるため、最新情報は公式WEBサイト/Instagramをご確認ください
開催場所: VS.(大阪市北区大深町6-86 グラングリーン大阪うめきた公園 ノースパーク内)
料  金:事前オンライン予約制
※日時指定枠に空きがある場合は、当日窓口にてチケットをご購入いただけます ※( )=当日窓口販売の料金
一般 2,200円(2,500円)
18歳以下 1,100円(1,100円※同額)
※2026年3月31日までに19歳になる方も対象
大学生/専門学校生 1,800円(2,000円)
障がい者割引 1,100円 ※同伴者1名まで同額
未就学児無料(予約不要)
問合せ先: https://vsvs.jp/contact
WEB/SNS: https://vsvs.jp/exhibitions/sakamotocommon-osaka/

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